スイスチャードとは?
スイスチャードとはアカザ科フダンソウ属の葉野菜です。
和名の「不断草」は、季節を問わずほぼ1年中収穫できるという特徴から付けられました。
スイスチャードの特徴は、なんといってもカラフルな茎の色!鮮やかな赤や黄色、ピンクのほか白、オレンジなど色とりどりです。
独特な色はベタライン色素というポリフェノールの一種のバランスによって変わります。実は、サラダなどに使うと便利なベビーリーフのパックにも入っていることがあるんですよ。
スイスチャードの旬
スイスチャードは、一般的に真冬を除いていつでも収穫できます。
特に多く出荷されているのは初夏から秋にかけての季節です。
スイスチャードの栄養
スイスチャードにはどのような栄養が含まれているのでしょうか。
まずはスイスチャードの葉、可食部100gあたりのカロリーや三大栄養素についてみてみましょう。
《スイスチャードの葉 可食部100gあたりのカロリー》
・生…17kcal
・ゆで…26kcal
《スイスチャードの葉 可食部100gあたりのたんぱく質》
・生…2.0g
・ゆで…2.8g
《スイスチャードの葉 可食部100gあたりの脂質》
・生…0.1g
・ゆで…0.1g
《スイスチャードの葉 可食部100gあたりの糖質》
・生…0.4g
・ゆで…1.6g
たんぱく質や糖質はゆでると増えることが分かります。そのほかの栄養素は、生のときとゆでたときでは若干異なります。
ここからは生のときとゆでたとき、それぞれの栄養素をまとめてみます。
《生のスイスチャードの葉 可食部100gあたりの栄養素》
・炭水化物…3.7g
・食物繊維…3.3g
・カリウム…1200mg
・鉄…3.6mg
・マグネシウム…74mg
・ビタミンA…310μg
・ビタミンB₂…0.23mg
・ビタミンB₆…0.25mg
・ビタミンC…19mg
・ビタミンE…1.7mg
・ビタミンK…180μg
・葉酸…120μg
《ゆでたスイスチャードの葉 可食部100gあたりの栄養素》
・炭水化物…5.4g
・食物繊維…3.8g
・カリウム…760mg
・カルシウム…130mg
・鉄…2.1mg
・マグネシウム…79mg
・ビタミンA…320μg
・ビタミンE…1.7mg
・ビタミンK…220μg
・葉酸…92μg
生のスイスチャードにはカルシウムが含まれていませんが、ゆでると成分表の基準を満たす数値になっています。
逆に、生のスイスチャードに含まれていたビタミンB₂・ビタミンB₆・ビタミンCは、ゆでると成分表の基準を満たさない数値に下がります。